Masataka

ラ・ラ・ランドのMasatakaのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.2
オープニングから持って行かれる。極彩色の色使いやカメラワーク、そしてどの構図をとってもセンスが良い。往年のハリウッド映画のオマージュが散りばめられていて、映画ファンのための映画という感じ。きっと古い文化が失われつつある今のLAにも向けられているのだろう。こんなところがアカデミーでもウケたのかもしれない。素直に、映画っていいね、って思える。ストーリーやテーマは、夢を追う人たちへの応援映画となっていて非常にシンプルでわかりやすい。しかしそこはあの「セッション」の監督、明るい雰囲気の中にも終始不穏な空気や不安定さを感じさせるし、最後の方なんかは脚本的ギミックも効かせてくるから観ていて飽きない。
エンドクレジットで劇中曲の中にJapanese folk song 滝廉太郎作曲とあって、はてどのシーンだろうと調べたら序盤にセブが自宅で繰り返し練習している曲だそう。
あと、ジョン・レジェンドと一緒に嫌々ライブでやってた曲がほんとにクソみたいな曲だったからそれが面白かった。
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