冒頭から鳥肌連発。
歌もダンスも最高。
演技は演技じゃないかのよう。
何度も笑がこぼれました。
とても楽しかったし、作品の素晴らしさに涙がこぼれそうになりました。
けど、だけれど、ものすごく切なかった。
まだ…ここじゃない、まだ終わらないでくれ…とひたすら願いました。
こうなって欲しい、こうであって欲しい……
でもそう単純な映画ではないんです。
でも、だからこそ歴史に名を残す傑作なんだと思うのです。
そうであってほしいという願望はそのへんの映画で叶えられてしまうから。
これがリアル。現実では全て掴み取ることなどできないじゃないか。
沢山の大切なものを捨ててやっと輝くことができる。
これが夢を追うということなんだ。
「本当はこうありたい、ありたかった…」そんなラストがたまらなかった。
でもこうであるからこそ、今の彼らがいて、お互いに輝けている。
互いに互いへの役目を果たした…
たった一瞬過去に触れて、輝くことが叶った彼、彼女を見届け、お互いに別の道を進んでいく。
見つめ合う彼らは、あの一瞬で沢山のことを感じとり、伝えたのだろう…
…夢追い人に乾杯を!