女

ラ・ラ・ランドの女のレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
3.6
カラフルなドレスに、華やかなパーティー。古臭さがなんとなーく残りつつ(多分往年の作品は意識してると思う)、現代版ミュージカルって感じ。キラキラしてた。

結論から言うと、あんまり…。
楽しかったし、キュンってしたし、鳥肌立ったけど、響かなかった。というか、ミュージカル場面とお話が合ってなかった気がして。せっかく色んな音楽使ってるのに、BGMなのか、演奏曲なのか、それともミュージカルなのかが分からなくって、結果『歌ってみました』『踊っちゃいました』みたいになってた気がする。とても良かったけど。

それに冒頭から「さぁっ、皆で力合わせてミュージカル映画やってますよ!」ってノリを見せてくるのに、結局は2人の世界寄りで、しかもなんか他人へ敬意を見せる2人でもないし、好きになれなかった。
で、終盤の、回想みたいな妄想シーンの駆け抜け方が、ロマンチックだけど不穏で、2人でランデブーすぎてちょっと嫌な気持ちになりました。コメディ寄りなミュージカル映画の割には、未練がましい気がする。とても良かったけど。

詳しいことはわかりませんが、アステアさんやジーンさんがスクリーンにいた時代作品とは比べちゃいけない気がします。どっちが好きかってなったら、物語よりも全力でショーをやる、古い作品の方が好きかな。。
あっ!この作品の色合いが場面で変わるような撮り方は好きでした!もう一回観たいです(そしたら感想変わるかねぇ)。

おまけ。
『マジックインムーンライト』のときは可愛いと思えたエマ・ストーンの食事の仕方、今回はちょっとだけ「この子、食べ方嫌だわぁ」って思った。
女