石

ラ・ラ・ランドの石のネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

ミュージカルであることに意味があるのだと気付かせてくれた一作でした。

街の浮かれた人々の高揚した気持ちとしてのミュージカル、そしてラストの"あり得たかもしれない未来"にふける二人のミュージカル。気持ちが高ぶるとき、いつだって自分は主役で、カメラの目の前で、狂ったように表現する。一喜一憂がまるでドラマで、色鮮やかな中で歌って踊る。まさに夢見がち。
そんな二人が現実に戻り、互いの信じた進んだ道を祝福して幕を閉じる。なんてロマンチックで幸せで、そして苦い物語なのか。

楽しくも切ない、ミュージカルの体裁があってこその、これでしか感じ得ない気持ちでした。
石