今年NO.1の映画。
売れないジャズピアニストと女優が夢と現実に打ちひしがれながら互いに惹かれ合うというお話。
「セッション」はラストが鮮烈な印象を与える作品でしたが、今回も音楽映画としてとても楽しめました。
この作品では往年のミュージカル映画のスタイルを踏襲しながらも、ジャズにこだわる監督の趣味が随所に反映されてますし、主人公を演じるライアン・ゴズリングが3ヶ月特訓したというピアノの演奏は見事です。
時代設定は現代のLAなのだが80年代の音楽ネタも出て来ます。主人公がバイトで「テイク・オン・ミー」を演奏してたり、ヒロインが主人公を「ジョージ・マイケル?」って呼んでみたり、わかる人にはわかる音楽ネタで笑わせてくれる。
これはクラシックなジャズと対比させるための音楽ネタなんでしょうね。
とにかく楽曲が良くて、特にオープニングの曲は何度も聞きたくなってくる。
「セッション」の監督ですから夢追う2人の結末がどうなるかは劇場でご覧あれ。