全編歌いっぱなしの『レ・ミゼラブル』が全く嵌らなかった自分のような者にとっちゃ、今作は非常に観やすい作品でございました。
劇場でも見てブルーレイまで買ったのに、ようやっと再鑑賞しました。
やっぱり"Another Day of Sun" から始まるオープニングが最高だわ！。
ここは何度見ても楽しいし、心躍っちゃうね。
ミアとセバスチャン、立派なオトナですが、二人の恋模様は子供同士の恋愛を見ているような微笑ましさがあってにやけそうになったわ。
こういうの見せられるとさー、あー俺も恋愛したい！って思います～。
随所に散りばめられたミュージカルシーンやBGM等はどれも素晴らしく、もちろんガチガチなミュージカル映画と比較すると見劣りする物、物足りなさはあるかもしれませんが、個人的にはこの緩さが心地良いのであります。
中盤以降の人生そんな甘くねーべ、夢と愛を天秤にかけるビターな展開もまた宜し。
早くもデイミアン・チャゼル監督の次回作に期待してしまう、楽しくも切ない良い映画でした。
