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ラ・ラ・ランドのtsubame737のレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.5
2018-2019の年末年始に念願のLA旅行が叶ったので追記。LA旅行の感想。

ミアのバイト先のカフェは、Warner brothers studioの中の只のセットだし、一瞬写るケーブルカー(Angel fright)は本作が公開されなければ、長期運休から運転再開をすることはなかった。グリフィス天文台は理由なき反抗のように入口側には駐車できないし、有名な観光地なので「貸切状態」は無理らしい
ララランドは夢の中のLAだったことを再認識させられた大変良い旅行だった。


大変大好きな作品だが、雑観として。

本作は、新海誠風ハリウッド実写映画とも言えるのではと思った。

まず、全シーン、全要素は終盤の男女のすれ違いの結末を描くために存在する。

また、努力や工夫というより、元々の才能が業界人に発見されることで、彼らの夢が実現したようにも見える。

そして、新海誠作品上の新宿界隈の描写同様に、大都市のゴミや汚れなど暗い部分は描かれない。

本作は大人の恋愛を描いてはいるが、現在を描いているとは、少し言いにくい。

だからこそ、現実逃避の手段として、非日常体験として、本作は大変優れている。
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