IMAX版で一度だけの鑑賞。
被写界深度の浅い寄りの画が多いのは、登場人物か多いこと、感情移入させたいからだろう。
爆破時の音圧もすごかったし、光よりも音や風は遅いことがよく表現できていたと思う
本作のテーマは連鎖反応、因果応報である。オッペンハイマー自身は研究機関での人間関係によって、(逆恨みだが)報復を受けるのだから、広島や長崎の原爆投下の結果を直接的に見せなかったのはわかるが、この題材でこのテーマでよいのかという考えが残る。
私は業務の一環で、2022年度の情報科学技術フォーラムにて理化学研究所の杉山先生の特別講演を聴講した。確か「基礎研究しかなかった頃は研究者同士でAIについての明るい夢だけを語らっていたが、現在では様々な実用的な研究開発が進められており、倫理や法的な問題を常に考慮しなければならない」というようなことを仰っていたことを思い出した。
