「人混みの中にきっと行きたい場所に連れて行ってくれる人がいるはず」
「Someone in the Crowd」の歌詞より。
オープニングが素晴らしい。
前作セッションの熱量をより大衆向けに昇華した感じとでも言えばいいだろうか。
音楽にも映画にも”絶対”はない。
監督は伝統主義(セブ)も商業主義(キース)も正しいとは言わず、かと言って悪いとも言っていない。
名画(理由なき反抗)を最後まで観せない。
この名画を最後まで観てミアが絶賛するかどうかも分からないのだ。
劇中の様にアクシデントがあったからこそ忘れられない映画になる可能性だってあるわけだ。
その時その時でどう思うかってのは変わるし、良いか悪いかは人それぞれなんだよね。
オープニングのカーステレオから流れる曲がみーんな違うみたいにね。
ラストのタラレバもどっちの妄想なのかも明確にしていないのもそうだけど、
どう思うかを視聴者に丸投げしてるんだろう。
そりゃ賛否があって当然やね。
わたしは割と楽しめました、映像綺麗だし、映画館で観たかったな。
JKシモンズがいつ「ファッキンテンポ」と言うか不安になったが遂には言わなかった。
あと家の前でクラクション鳴らし続けるのは迷惑ですからみんなは止めようね。