eiganoTOKO

イット・フォローズのeiganoTOKOのネタバレレビュー・内容・結末

イット・フォローズ(2014年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

お化け系のホラーをうっかり15年ぶりに観てしまいました。青春プチパニックかと思ってたので、こんな青春やだなーずっと処女がいいなー、モテなくて良かったーなどと気を紛らわせた。
けど怖いよ。
超怖いし犯されて死ぬとか最悪やんけ。
久々にホラーみたから基準がガバガバだけど、そんな怖くないとかぬかしてる人、正気ですか⁉︎⁈⁉︎

お母さんやお父さんに犯されて殺されるとか、近親相姦の嫌さで胃液出てくるよ〜〜
しかも親から子供へ、だから、幼児虐待を彷彿とさせる…あーもうイヤっ
全裸屋根仁王立ちや、ももひきは、本来なら爆笑なのに、どれが「それ」かわからんから超探しちゃう、見つけちゃった瞬間全裸!とか、ももひき!とか、怖すぎて面白くない‼︎‼︎

セックスしたらうつるって、性病的な意味はないと監督はハッキリ言ってるけど、でも性格悪い発想だよなー。
久しぶりにホラーをドキドキしながらみたので楽しんだけど、監督は嫌な奴な気がしてきた。それかめんどくさい奴。
ドフトエフスキーが出てくる時点で暗いやなやつだよきっと(偏見)

TSエリオットの詩と、ドフトエフスキーの白痴。本を読むシーンが出てくるけど、それが生きること、死ぬことの刹那や、死ぬことは逃れられないこと。だからどう生きるか、みたいな、その瞬間の大事さみたいなのを伝えたい感じなんだろうね。
デヴィット・ロバートミッチェル監督の前作『アメリカン・スリープオーバー』も、大人になった人から目線の、青春への刹那的な憧れが強かったけど「青春時代が夢なんてあとからほのぼの思うもの」森田公一の言葉を送りたい。
青春なんてそんないいもんじゃねーぞ‼︎
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