大腸がんを患って手術を受けた兄と、売れない映画監督の弟の話。モノクロ映画で光石さんと渋川さんという年配の名優が出ているから50代位がターゲットのしぶい話と思いきや、意外と青かった。
貧乏な弟が39歳の設定だったが、世間の人が仕事、趣味、家庭のバランスを悩み始めるのってもう少し早くて、30代前半の設定の方がリアリティがあったかな。友人役の岡田浩暉さん(撮影時52歳!)はとても若くみえるので岡田さんに演じてもらった方がよかったかも。
脚本家の足立さんが5年後に作った映画「愛妻物語」は、同じ「売れないクリエーター」というテーマでも濱田岳さん&水川あさみさんペアでピタっとハマってたから年齢設定って大事だと感じた。