ゆっきー

アンナ・アフマートワのゆっきーのレビュー・感想・評価

アンナ・アフマートワ(1989年製作の映画)
5.0
1点満点で100兆点。アフマートワの日記を朗読する音声と、アラノヴィッチが撮影した映像、ニュース映画、ポートレイトがコラージュされる。音声と映像が一致しないことから来る、とてつもない詩情。
エリセの『割れたガラス』や、ゲリンのドキュメンタリー作品を思い出すが、それらと同等かそれ以上の作品。
とてつもない。そしてエモい!
アフマートワは共産主義全盛の激動の時代を生き抜いた女流詩人。彼女の生い立ち、息子、夫、友人たちについて、独白のようなナレーションで語られる。アラノヴィッチが撮影したパートは相変わらずの広角レンズで一見粗粗しいのに、詩的なナレーションと妙にマッチする。
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