これ、好きです。
別れを観る映画。
愛する者と別れる時、人は何を想うのでしょうか。
愛する者と再会する時、人は何を感じるのでしょうか。
再会することが必ずしも良いこととは限らないように思います。再会することによって湧き上がる負の想いもあるはずです。
長い間会っていなくても、どこにいるか知らなくても、その人はきっと存在している。
存在していると信じて想っていれば、それで良いではないか。そう語りかけられたように感じました。
1999年、2014年、2025年と3つの時代をまたぐ物語です。時代への別れも感じました。
過ぎ去った時代も間違いなくそこにあった。
故郷も同じ。遠く離れていても、時を経て姿を変えていたとしても、懐かしい場所は間違いなくそこにある。
ラストシーンに意味不明の感動がやってきました。エンドロールの見慣れない漢字の羅列を眺めながら落涙寸前でした。
