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マネー・ショート 華麗なる大逆転のmasumoのレビュー・感想・評価

4.0
2008年。
アメリカの投資銀行だった
リーマンブラザーズが

サブプライムローンと
呼ばれる高リスクの
住宅ローンで

大規模な損失を計上し
事実上の破産となったの
を機に世界が金融危機に
陥った事件。

このリーマンショックが
起きる前に

経済破綻の危機に気付き
巨額の利益を上げた
男たちがいました。

その男たちがどのようにして
巨額の利益を上げたのかを
描いた映画です。

実話だそうで。

舞台は2005年アメリカ。
クリスチャン・ベール
演じるマイケルが

アメリカの住宅ローンバブル
の崩壊を誰よりも早く予測し

CDSという金融取引において
空売り(ショート)という方法を
用いて勝利をつかもうとするが、、

う、うん、、そうなんです。

専門用語がたくさんで
小難しいんです。

そして情報量がすごく多い。

とても頭を使う映画です。

だけども
演出がとてもよくて

証券とかのハードル高め
の難しい内容を

ハードルを下げて
おもしろく説明してくれます。

ジェンガとかを使って。

あと有名人がカメオ出演
でわかりやすく説明して
くれたりします。

マーゴット・ロビーとか
セレーナ・ゴメスとか
本人役で。

個人的に有名シェフ
アンソニー・ボーディン
が説明する

「CDO(債務担保証券)」
がとてもわかりやすくて
ニヤニヤしました。

エンタメ感満載で
ワクワクします。

そして演者がちょいちょい
こちらに話しかけてくる
演出もだいぶすきです。

マーティン・スコセッシ監督の
#ウルフオブウォールストリート
に似ています。

内容は小難しいですが
コメディーエッセンスが
多めでおもしろいし

俳優陣の演技も最高です。

クセ強めの役柄を
魅力的に演じていて

最後まで飽きずにみれます。
#超豪華俳優陣

そして途中途中はさむ
時代背景を表現する
写真と音楽のチョイス。

とてもセンスがいいし
歌詞と映像がシンクロ
していたりしておもしろい!

オペラ座の怪人の曲で
ラスベガスに切り替わった
のには笑いました。

あと徳永英明の
「最後の言い訳」(笑)。

あのシーンでの言い訳使い。
監督のハイセンスさよ。
すばらしいです。

とまぁーとてもすきな
映画なのですが

ちょっと残念なところが
ありまして、、

日本の広告の仕方が
なんともかんともなのです🤔

「マネー・ショート」
もなんか違うなと思うけど

サブタイトルの
「華麗なる大逆転」、、

まったくもって
華麗なる大逆転はないです。

あとポスター。
「ウォール街 vs アウトロー」、、

絶対の絶対に
ウォール街の方がアウトロー。

そして4人が横並びに
うつっている黄色のポスター。

いかにも仲間って感じだけども。

4人そろって何かするとか
全くないです。

さらに写真のちょうど下に
名前が記載されているのだけど

写真の並びと名前の記載順が
イコールではない。

きっと詳しくない人は
写真の一番左が
クリスチャン・ベール
なんだなーと思うはず。
#一番左はスティーブカレル
#ポスターと邦題問題

ほんとそこだけが
残念でなりません。

『リーマンショック』
というワードをよく耳にする
毎日ですが、、

これを機に未見の方は
是非みてみてくださいませ。
masumo

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