中国が明の時代の朝鮮建国の証し「国璽」が10年間所在不明だったという史実を超独創的な解釈でコミカルに描いたものらしい。
超巨大クジラ vs 山賊 vs 水軍(官軍) vs 海賊1 の戦いに加え
海賊1 vs 海賊2
みたいな大乱闘、アクション・海洋アドベンチャー・コメディだった。
ドタバタ感があってイマイチかもなあと思いながらも
ストーリーが単純で分かりやすくて何も考えず観ていると
かなりド派手な演出で、いろんな要素が盛沢山で
知らない内に映画の中へ引きこまれていた感じ。
海を見たことも無くクジラがどれほど大きいのかも知らない山賊がとにかく可笑しかった。
お茶目でかっこいい山賊の頭、サジョン(キム・ナギル)と
強くて美しい海賊の女船長ヨウォル(ソン・イェジン)
の二人の関係性が微笑ましいほどグッときて、笑えて楽しめた。
ユ・ヘジン(山賊の下っ端になったくせ者海賊)が面白すぎてMVPみたいな
韓国風味の海洋スペクタクル、「白鯨との闘い」を少し彷彿で
期待以上のハイレベルなコメディ娯楽作品で楽しかった。