岸善幸の初監督作品。あゝ、荒野の予習がてら鑑賞。
うーん…良かったのかそうでもなかったのか何とも言えんこの感じ…
哲学かなんか知らんけど、結局「人と人は分かり合えない」って事を回りくどい表現と言葉で捏ねくり回して2時間引っ張った、みたいな印象。
なんかなー、全体的にフワッとし過ぎてんねん。だから観た後なんも残らん。主題がフワッとしてるからしゃーないとは言え、鑑賞者としてはもうちょい映画的快楽が欲しい。ゴミ捨て場の監視カメラとか、あれなんやねん…ただ雰囲気出す為だけの小道具やったんかい、みたいな(ガッカリ)
そうは言いつつも、俳優陣の演技が素晴らしかったお陰で終始釘付けだったのでスコアは高めで。
リリーさん、長谷川博己、菅田くん他皆それぞれ良かったけど、とにかく門脇麦ちゃんの魅力が満載。最近の若手女優の中でも光ってますな。独特の影と異様なまでの存在感。なので彼女のファンの方は観て損なしかと。
