ホン・サンスのデビュー作が配信で観られるとかマジ助かる…ありがとうアマプラ。
はー、凄。初監督でこのクオリティはヤバすぎ。
序盤の植木鉢の中にいる虫を指で弄ぶシーンなんてもろホン・サンス。他にも、何気ないようで脳裏に焼き付いて離れない印象的なシーンの数々から揺るぎない作家性を感じる。デビューから現在までブレてないわー。
本作はなんだかカッコいい画に(ちょっとエドワード・ヤンっぽい)ミステリ風なストーリーが凄く魅力的で、特に夢と現実が混ざり合ったような終盤の展開が堪らん。ラストシーンも最高。
いや普通に面白すぎるんですけど…なんなら今まで観た彼の作品の中でも上位に入るくらい大好物なんですけど…！
しかし出てくる男が碌でも無いのは一作目からずーーーーっと変わらずなのね。ホン・サンス映画と言えばクズ男。クズ男と言えばホン・サンス(失礼)
本作はうだつの上がらない作家の男がドクズ中のドクズで、あまりの酷さに笑ってもうたわ。お前は地獄へ落ちとけ。
