宮廷内でじわじわと繰り広げられる女3人のドロッドロで腹黒な仁義なき戦い。
癖が強すぎて胸焼けしそうな他作品と比べると、ヨルゴス濃度5%ぐらいな感じでとっても観易かったし面白かった。正統派ストーリーがいい塩梅に監督の色で染められてる感じ。雇われ監督でもええ仕事してて流石〜
緊張と緩和のバランス感覚が長けてるのよね。史実にフィクションを加えたのも監督の意向らしいけど、映画を面白くする術を心得てるのがよく分かる。
本作はちょいちょい挟まれる監督お得意のコントみたいな演出が絶妙に効いてて良かったなー。中でも、アビゲイルがしつこく言い寄ってくる男爵を森の中でアクロバティックに誘惑しながら匠の技みたくボコすシーンがおもろ過ぎてお気に入り