この主演の方初めて見たんだけど井上真央のような、人目を惹きつける華やかな美しさはないんだけど素朴な日本人の良さが詰まってるような演技と
尾行という犯罪行為をしてるのにドロドロとした闇深さはなく他人の幸せそうな一面の裏側にある幸せではない秘密を知る日常感溢れる作風がまたしっくりくる邦画の良さが詰まったような映画だった
また尾行を視聴者に体感させるカメラワークや主要人物の目線や表情を読み取ることを際立たせた映像が印象的で、どことなく哲学の詩的な部分も感じた
空っぽの自分から尾行の論文を書くことで何か答えが見つけれたのか見つけれてないのか視聴者に結論を委ねるような終わり方だったが、空っぽの時になくした愛と再び交わることがなかったのに1番の切なさを感じたのは冒頭のおはようセックス(なんか気が抜けた言い方だけど)がもっとも尊い愛の形に見えたからである
