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たまゆら 卒業写真 第4部 朝 あしたの小皿のレビュー・感想・評価

4.6
『たまゆら 卒業写真 第4部 朝 あした』と題された第4弾は、4人の冬とともに春、卒業、そしてその後の進路が描かれます。
高校生になった楓が、竹原で過ごすことで父との別れを乗り越えられた。それは仲間の存在や、竹原で出会った人たちに支えられてきたからだった。
それでも楓が心から望んでいることに、かおるから気付かされ、新たな決断を迫られるシーンに泣かされてしまいます。
物語は4人それぞれのその後を映して締めくくられますが、その余韻がとてもいい感じです。
季節は巡るし、そして少しずつ何かが変わってゆくけれども、それでも変わらないものがあると信じて前を進んでゆく。その描写がとても丁寧で、じわじわと心に迫ります。

エピソード
『たまゆら』の物語を通じて、4人がいつもたむろするお好み焼き屋「ほぼろ」がほぼ毎回登場して、この店の店主八色(やくさ)ちもという可愛らしい女性が出てくるのですが、第2部で4人の担任教師と結婚することが発表されて、その式の段取りを任されるほどに親しい間柄です。
その声優をされていた松来未祐さんが、第3部が公開される直前に38歳という若さで亡くなられていることを知りました。第3部では登場シーンはなかったのですが、最後の第4部では声はなかったけれど映像の中でちもさんが描かれていて、エンドロールに松来未祐の名前がちゃんと載せられていました。
とっても悲しいし、残念です。
せめてこの物語を見届けて欲しかったなぁと思いました。
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