米軍基地建設から辺野古を、沖縄を守ろうと闘う人びとを映したドキュメンタリー。
沖縄の基地問題は、現代日本に生きる一人としてもっと向き合わなければならないと思い、観たいけど観たくない、という背反する気持ちに決着をつけて覚悟して観に行った。
しかし、「基地反対運動の市民」VS「現場の警察官・機動隊員・海上保安隊員」の闘いの印象が強く、それはそれで切ないのだけれども、それを覚悟しなければ観られない程の感受性は僕には無かった。
あの闘いは何なのだろう。理解するには、もう少し勉強が必要なのだと思う。
文子おばあの太平洋戦争の沖縄戦の話は重たかった。
上陸した米軍から命からがら逃げたけど、日本軍がそのうち助けに来てくれると信じてた。でも結局来なかった。そしてその後70年間、つまり今も、その状態は続いている。