銀行強盗が48分に1回すか、ロサンゼルス。GTAとか北斗の拳みたいなファンタジーレベルの治安ですな…
それはさておき、最後のオチもよく、楽しめた。ジェラルドバトラー（ニック）のヤサグレ・タフガイデカぶりも、強盗団リーダー（メリーメン）のプロ戦闘屋ぶりも良かった。そんな優秀な元兵士達が連邦銀行狙うような犯罪犯すというのも、報われない兵役で国に裏切られたという感情があるのかなと推察。ただ、ニックのダメ夫ぶりのくだりとか、メリーメンの娘に対しての親バカぶりのくだりとか、特にストーリーに必要なかった気もする。こんなヤクザな人達でもそれぞれ家庭人なんだよ、という描写なんだろうけど…
わりと丁寧な脚本でツッコミどころは少なかったが、いくつか謎が。まず、ニックは何故レストランでメリーメン達に接触してわざわざ「お嬢さん」と知り合いだと明かしたのか？そしてメリーメンは何故ニックとストリッパーが一緒にいる場所に現れわざわざストリッパーと知り合いだと明かしたのか？共に関係を知られない方が相手を騙しやすいのに…。計画をかなり危険にさらすのに、対抗心から来た行動というだけでは無理があるなあと。
ほぼ全編、ニックvsメリーメンというのがストーリーの骨格なのに、最後に「お嬢さん」がかっさらってくのがなんともドリフ的なオチ。
