このレビューはネタバレを含みます
原題は「Den of Thieves(泥棒の巣窟)」。邦題はあまりそぐわない感じ。
ジェラルド・バトラー主演だからバリバリのアクション映画かと思ったが、「ヒート」や「ザ・タウン」を思い出させるような作品。
刑事のニックが家庭を犠牲にしながら仕事にのめり込む姿や強盗団のリーダーと火花を散らすあたりは「ヒート」そのもの。
それにしても警察側も強盗側も男臭い面々ばかり。圧も半端ない。一般人が耐え切れないから圧を振りまくのはやめとくれ。
ちょっと長いし中弛みも感じるが、マイケル・マンばりの銃撃戦もあって楽しめた。少々展開が大人しいかな。男たちの男オーラの割には。
強盗団のリーダー、メリーメンがどうやって情報を得ているかなかなか明かされないけど、終盤のちょっとしたどんでん返しに繋がるのね。まあ、ドライバーとして雇われたドニーが、ニックと接触してるのがバレてるのに仲間から外されないのもなんか変だなとは思ったが。ドライバーの仕事もしてないし。
男臭さだけでなくもう少し人間臭さもあるともっと魅力的な作品になりそう。