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たかが世界の終わりのhitujinopooのネタバレレビュー・内容・結末

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

観終わった後、とにかく、とにかく胸が苦しい。
こんなに胸につっかえて腹にたまったまま終わる映画も珍しい。
かなりキツイ。
今もぐちゃぐちゃで混乱中。
言われたいだけ言われて、周りでギャアギャアやられて、自分は何にも言えずに、家族の中で主人公ずっとこんな気持ちだったんかな。
だから12年も不在…。
まさか最後まで言わせてもらえないなんて。
まさに世界の終わりの様な。
最後の鳥とこれがこの家族の全てを物語ってる様な。
ドラン作品合うもの多いけど、こればっかりはハマらなかったなと思いながら観てたら最後まんまとやられた。
やっぱうまいなぁ。
すごいなぁ。

この映画の真意は良く分からないけど、自分にはこういう映画に感じた。
こんな感じの家族のイザコザは大なり小なりみんなあるんだろうけど。
家族系のお話はどうしても自分を投影して観てしまうな。
みんな自分が一番我慢して犠牲になってるって思ってたりするものなのかも。
みんなは自分の気持ちを噴出できてある意味良かったかもだけど、主人公はこのまま終わって本当に良かったのかな。
主人公にスッキリしない、どうもモヤモヤするからもう一回この映画を観てみようと思う。
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