ねぎおSTOPWAR

たかが世界の終わりのねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)
4.5
戯曲を原作にした作品。
なるほど物語はほぼ実家に限られていて舞台のよう。そして今作の最大の特徴は顔面アップの超多用!
・・と来れば普通なら絵的に退屈。

グザヴィエドランは家族の特異なキャラクターとその自己中心的かつ他者攻撃的な発言を、より扇情的に撮ることで観ている人を寝かせません(と言いつつわし一回寝落ち)。
家族は常に口喧嘩しているのですが、何年も繰り返しているはずなのに〈諦めの気持ち〉を排除しているようです。殴り合うんじゃないかという強さで演技させています。

以下は解釈に言及するのでコメント欄へ