Hideaki

COBAIN モンタージュ・オブ・ヘックのHideakiのレビュー・感想・評価

3.5
"Montage of Heck"というタイトルは、元々はKurt Cobainが音源を収めたカセットテープに付けたタイトルだろうけれども、本作もまた無数の音源や8mmや走り書きやイラストを組み合わせて構成されており、モンタージュそのもの。その多くが家族の許諾を得て今回初めて公開されたもので、幼少期から他人の評価や裏切りについて神経質だったことを伺い知ることができる。書かないことには平静を保てなかったのか、Meadのリングノートに書き殴られた言葉、そして画。回顧シーンのアニメーションや親族のインタビューと共に、カルチャーアイコンとなったKurt Cobainのあまり知られてない一面が見えてくる。ローマで薬物の大量摂取で意識不明となった理由をCourtney Loveが淡々と語るのだけど、ローマから帰国後直ぐに自殺してしまうことを考えると、ドラマチックに描く必要はないけど、もう少し掘り下げた話も聞いてみたかった。
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