かなり衝撃的。クロエの最初の語りから始まって、この現象がなんなのか分からないまま進んでいく。原因不明の中自分が壊れていく恐怖。心が、体が自分から離れていく。死ぬ訳では無いのに、自分が自分でなくなっていく。
ノンフィクションだから、エンドロールで実際の主人公が映される。クロエのように美しい女性。夢の仕事を手に入れ、愛する人と愛する家族に囲まれ、成功を歩いていた女性を襲った悲劇。そういう状況に陥った時、周りの人の働きかけが、それまでの自分の評価なんだと思う。
周りの音が気になって仕方ない状況、すごく分かる。ささいな音がすごく嫌いだから。この病気を治したいと思って早5年が経ちそう。