ゆうくん7

500ページの夢の束のゆうくん7のレビュー・感想・評価

500ページの夢の束(2017年製作の映画)
4.0
please stand by…

ダコタファニング、改めて素晴らしい女優さんだとわかりました。自閉症スペクトラムの女性を演じています。レインマンのダスティホフマンも凄かったけど、ダコタもなかなかどうして!生きにくい人生を一生懸命、もがき苦しみ、また楽しさや生きることの喜びを実感できる良い映画だと思います。

スタートレックマニアのウェンディ。独自のこだわりのせいで、施設に入ってます。そこで出会う人々、スタートレックの脚本を通じて出会う人々、『人間』に焦点があたっています。この種の人間は外に出る、人と関わることに極度のストレスを感じ、パニックになることもあるので、がんばれ!ウェンディ!って応援しながら観てました。パラマウントピクチャーに脚本を届ける最中に、いろいろなハプニング。わしらには普通のことでも、自閉症や発達障害を抱える人たちにはかなり大変な事が起こります。(お金盗まれたり、バスを途中下車させられたり)

そんなとき支えになる愛犬のピート!こいつがめちゃくちゃ可愛いんですよ!チワワのくせに!(笑)

また、警察官のスタートレックマニアに出会えたのも良かった!逃げまくり、怯えて袋小路!相方のババア警察官はすぐ捕まえようとするのに対し、このスタトレおっちゃん警察官、なんと!クリンゴン語で会話するのです!もう感動で涙出ました!クリンゴン語じやないよ?ちゃんと自閉症と理解して接することのできることに対してね(笑) スゲー感動した!

ダコタのファッション、一日の生活の流れにも注目してほしいですね。

周囲に困っている人がいたら迷わず手を差しのべましょう!不審者扱いされるかもしれない、いらないお節介かもしれない、でも見て見ぬふりをしてもいいのか!否っ!出来ることから始めよう!そう思わせてくれるいい映画でした♪

余談

こんないい映画の後は、大好きなもつ煮込みが置いてる千ベロいって、一杯やりながらレビューかくか~?と意気揚々と向かい、席に着くと『あ、すんません、もつ煮込みないですね~』 バカ野郎!そしたら隣のおばちゃんが『うちらももつ煮込み食べたくて来たのにないねんて!ふざけんじゃないわよね!』と店員と喧嘩しそうな勢いだったので、すごすご退散…。ダコタならここでパニクるところですが、わしはグッと我慢して帰路に着くのでした…。家飲みDVDだなこりゃ。あーあ、残念…
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