れいん

LOVERSのれいんのレビュー・感想・評価

LOVERS(2004年製作の映画)
4.0
十数年前に一度観ました。また観たくて観たくて!アマプラに来たときは嬉しかったです。
十数年ぶりに観て、自分の中でねじ曲げて覚えていたことがたくさんあってびっくりしました。
ラストシーンがグリーンデスティニーのように(これも間違ってる可能性あり)、決着がつかずふわっとぼかして終わりかと思ったのですが明確にラストといえるシーンで終わっていました。この事に驚きを隠せない。急に雪が降り出したので、ありえないけれど季節が変わるまで二人が闘っているのかと勝手に思い込んでいました。そうじゃなかった。ウィキぺディアで調べたら、花畑の花が育たず季節外れの雪が降ってきたのでそのまま採用したとありました。しかもウクライナ。すごい雪だったので、CGだと思っていました。とても寒かっただろうな。上半身裸になるところも、雪ではないといえ寒かっただろうなー。あの中でアクションしたりして相当大変だったでしょうね。全編、中国ロケなのかと思っていました。
チャンツィイーの魅力と金城武の魅力が大爆発過ぎて、この作品は本当に素晴らしい!映像美がすごすぎる!装飾、メイク、衣装なにもかもが素晴らしい芸術作品。衣装が本当にすごくて、特に飛刀門の人達の緑がとても美しい。衣装担当の方が和田勉さんの奥さんの和田エミさんということにまた、素晴らしいなーとしか思えません。舞を舞うチャンツィイーや布で太鼓を叩くチャンツィイー、最高でした。チャンツィイーの頭よりも金城武の手の方が大きいんですよ。華奢で子どもみたいな小ささ。それなのにバッタバッタと男を倒していくのはあり得ないけど気持ちいい!昔の中国と新しいものが融合したファンタジックな世界観に酔いしれます。目の保養がすごすぎる。
ストーリーはというと、タイトルにもある通り男女の恋愛の色々いざこざなのですが、普通ではなくもつれやアクションもあるので全然苦じゃなくありきたりじゃない。ドロドロとしてるけど、正統派という感じもして不思議でした。
この映画を踏まないと、他の作品に行けない気がするほどの自分には影響力のあった映画です。
ただ、いつもいつもその馬どこから用意した?ってくらいに馬が良いタイミングで何頭もいたり、この短時間でよく竹を細工したね?とか役所の人は竹の訓練を受けていたのかい?というとんでもな所があるので評価はこんなところです。竹林のシーンはなかなかですよ。素晴らしいです。効果音も良い。緑と紫や青が印象的な映画ですね。
アニタムイさん、知らないのですが彼女の頭目役見たかったな~。きっと強烈に残る役だっただろうなー!
久しぶりに観たときに、あっ中国語か!とちょっと不思議に感じました。英語か日本語の映画ばっかり観てるので。中国語って息を抜くのが難しそうだなっていうどうでも良い感想。フランス語みたいな。
チャンツィイーっていつも男装させられてんなーっていう印象。
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