エアール

灼熱の肌/セックスとパーティーと嘘のエアールのレビュー・感想・評価

3.3
人はそう簡単には変われない…
腹決めて余程の覚悟をしないとね。

怠惰な惰性の極みと言っても
なんら過言じゃない登場人物たちの日常を描いている本作。
ひとつ注目したいところは
この作品に出演してる女優さんは誰かれ美人さんばかりなんですね〜 笑
ーーアナ・デ・アルマスやミリアム・ジョヴァネッリを筆頭に、
アナ・マリア・ポルボローサ、
エレナ・デ・フルートス、
マリエタ・オロスコ、
エスメラルダ・モヤ、など。
しかもみなさんそれぞれ体当たりの芝居をしていて
間違いなくお宝もんです。


Sex, Party and Liesってことで
なんのひねりもなく字面通り。
時に愛する人と、時に親友の彼氏と、時に行きずりの人と、時に同性の人と、
愛を確かめ合う、または単に性欲を満たすだけの肉体関係をもつ、
酒、ドラッグ、毎晩クラブに通っては踊り明かし金と時間を放蕩する日々、
自分の本心を隠して相手に合わせたり、嘘をついて誤魔化して保つ上部だけの関係性。
渦中に自分もいると
周囲に流されてしまい置かれてる状況を見つめ直して冷静な判断を下すことが
困難だったりするけれど
結局はどう考えて何を決めるのか。


金儲けのためドラッグに手を染めるニコとトニー
同性愛者であることを打ち明けるべきか否か、ニコへの気持ちに苦しみ続けるトニー、
付き合ってるパスとカルロス、親友の彼氏と関係をもつカローラ、
荒れた食生活で体型はみるみる肥大し、彼氏と職の両方を失うパス、
女たらしでヤク中のカルロス、
写真家のマリーナとモデル兼ダンサーのレオの出会いと同性愛への壁、
売人から完全に足を洗い新しいスタートを切りたいソニア、
今刑務所に服役してる大切な人を救い出す保釈金を貯めるために
どんなことをしてでも金を貯めたい、…。

訳あり連中の過酷な現実…どう受け取るか
エアール

エアール