うめころ

ボヴァリー夫人のうめころのレビュー・感想・評価

ボヴァリー夫人(2014年製作の映画)
2.7
映画なので仕方がないけれど、まず、だいぶリサイズされてしまったなぁという感想。
原作は確か各キャラクターがもう少し掘り下げられていたり、娘がいたような覚えがある。
そのせいか、映画の大筋としては世間知らずの理想高きエマが不倫・散財してゆく転落人生...という流れだけど、元が悲喜劇というか、もう少し俯瞰したような作品感だった気がする...どうだったかな。
衣装や時代感を楽しむには良いけれど、これといって肩入れするところがないのが本音。
ただ、理想と現実の差に苦しむエマ状態を差す「ボヴァリスム」は大なり小なり現代でもあるんじゃないかなぁと思う。
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