愛

ボヴァリー夫人の愛のネタバレレビュー・内容・結末

ボヴァリー夫人(2014年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

内容が薄い感じがしたので本を読む。

描いていた憧れの結婚生活とは程遠かった事だけが不道徳行為へ走った理由なのか。毎日同じ生活をしピアノや縫い物家事しかする事がなく、旅に出たり芸術に好きな時に触れることの出来ない不自由さからの方が大きい気がする。
男性に翻弄される女性、男性の愛がないと生きられない女性、男性がいてこその女性像が濃く描かれていた。
エマの不満を抱える日常にいる彼女、不倫をした時や外界に触れた時の解放された彼女が対局で、心の中の語りがない分表情で演技していて良かった。

変に綺麗さを求めず人間らしい醜く欲深い姿をもっと見たかったかも。自殺のシーンとか借金を返すために走り回る姿とか。小説が原作だと内容が濃いからそこの細かいところまではカバー出来なかった感じ。
英語がイギリス英語っぽくても良かったかなと思った。それかもう全部フランス語。

勿論、ドレスがとても素敵、エズラミラー最高。
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