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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)のkomblogのレビュー・感想・評価

4.5
近年稀に見る役者のアップで押しまくる映画❗️しかもそれがほぼCGの猿という歴史的な一作🐵🐵🐵

ショージキ、最初の戦闘シーケンスからひと段落して猿の隠れ家でシーザーと息子が再会するシーンとか、何しろ画面内にいるのみんなCGの猿だから流石にちょっと違和感があるなーと、「俺、これは無理かもしんないな〜」と思ったんだけど、もうそれ以降は全く違和感なくシーザーという危うさを抱えたある種「人間味のある」指導者のRedenmptionの物語に引き込まれて行った❗️

序盤はウェスタン、中盤以降は戦争脱獄モノで、多分猿の惑星と同じく第二次大戦で日本兵の捕虜になった経験を映画化した「戦争にかける橋」とかそういうイメージもあるのかな、と。そう言うと、すごいシリアスな映画に感じるけど、実際シリアス寄りではあるけどそれだけでなく、コミックリリーフ的な部分もあって緩急のついたストーリてリングになっている。

そして、なによりそのストーリーテリングを強力に推進しているのが役者の「アップ」❗️主人公シーザーのアップ🐵今回の敵役のウディ・ハレルソンのアップ😎これはもちろん、CG・モーキャプ技術に自信がないとできないんだろうけど、役者側だって並列でCGと比べられてしまうわけなので、相当自信ないとできないと思うんだけど、ウディ・ハレルソンしかり、子役の女の子しかり、アップに耐えられる見た目に加えて、細かな表情変化で見せてくれる🎥

特に、序盤の子役の子とオランウータンのモーリスのアップだけでコミュニケーションするシーンとか、多分映画史に残ると思う👍🏻👍🏻👍🏻

強いてケチをつけるなら、全体として現代のアメリカの状況を反映させすぎている。ショージキ、そういうの多すぎて食傷気味です、こっちサイド😩あと、ウディ・ハレルソンは本当の「敵」の戦力がどれくらいか分かっていなかったはずはないのに、あの程度の壁で守ろうとしていることがそもそもおかしい❗️陣取ってる位置関係も、戦略的におかしいし…ってことで点数は若干減点✍️

とにかく「すごいものを見た」感がエグい‼️今年はダンケルクでもそんな感覚を感じたんだけど、あっちがライド映画だったことと比べて、この映画は役者の大部分がモーキャプで演じられたCGモデルだけど、やってることは正統派という違いで、これはアンディー・サーキスアカデミー主演男優賞候補選出待った無し‼️と思わせる一作だった🎞

このシリーズ、これからどうするのかなぁ〜🤔そもそもチャールトン・ヘストン版のオリジナルとは繋げようにも繋がらない話なわけで、これとつながる猿の惑星を作ることも可能なわけだけど…俺的にはモーリスを主人公にしてスピンオフが見たいなぁ〜🎬
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