ちょなん

シネマの天使のちょなんのレビュー・感想・評価

シネマの天使(2015年製作の映画)
3.5
アミューあつぎ映画.comシネマで鑑賞。

閉館が決まった老舗映画館の物語を、主にスタッフ側の視点で描いている。
舞台は広島県福山市にあった『シネフク大黒座』(1892-2014)。
閉館セレモニーや工事、館内の手書きのメッセージは、本物を撮影しているとのこと。

ラストシーンがいい。
ニューシネマパラダイスのオマージュなのかな。

エンドロールで近年閉館した国内の映画館が写真で紹介されるのだけど、お葬式のようで悲しい気持ちになる。
1950年代開館、2010年代閉館の映画館が多い。耐震など建物に課題があったのかな。
田舎の映画館がふと頭をよぎる。
紹介されている映画館はパンフレットに載っている。

Filmarksのこの映画へのレビューで、大黒座と縁のある方、ミニシアター世代の方のものが面白い。心の琴線に触れているのが伺えて。

アミューあつぎ映画.comシネマは、上映前に、スタッフが90秒で対象映画に関するスピーチをしている。今回は遅れ鑑賞で見逃してしまったので、残念。また来たい。
ちょなん

ちょなん