グランドでもなけりゃフィナーレでもないし、言うほどyouthを渇望するわけでもないし、まあでもとっても黄昏た、斜陽なルシネマ案件でした。
すっっごく進みが遅い、寝てしまいそうなストーリーでちょっとかったるいところもあるんだけど、役者の妙ですごく上質な笑いも備えてた不思議な感触。
あとポール・ダノってじつは美形なんだということに気づくメシウマ感もある。
余生を贅沢に暮らしていて、わたしだってあんなスパでダラダラしたいわって思うけど、全然楽しそうに見えないというか精彩を欠いているのがありありと伝わってきて、お金も自由も時間もあるのに「満たされて」はいないことの空虚さに思いを馳せた。羨ましいのには変わりはないけど。
即物的ではないけど全体的にエロティシズムが漂う作品で、長く生きている人たちにしか出せない味わいではありました。
レイチェル・ワイズは本当に可愛い〜
