グランドフィナーレの作品情報・感想・評価

「グランドフィナーレ」に投稿された感想・評価

T

Tの感想・評価

4.0
計算し尽くされた映像から伝わってくる静の美しさと成熟した贅沢さ、全ての無駄な瞬間に意味があって、その積み重ねで説得力が生まれてくる不思議な感覚

自分はこの作品の本質がほんの一部しか拾えなかったと思う、でもなぜか見てよかったと思える味わい深い作品だった
Yoko

Yokoの感想・評価

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齢80を超えた名指揮者は、映画監督の友人とともにスイスのホテルでバカンスを過ごしていた。
ある日、英国女王の特使が訪れ、演奏会を指揮してくれるよう頼みこんできたが…。


映画に対して普段抱いてるリズム感やテンポを少しずづ崩してくる迷作。
邦題の印象だとシネコンでやってもおかしくはない風であるが、明らかにミニシアター向け。
公開規模がどれほどのものだったのか気になる。
邦題の是非については、今作にいまだ評価を定められない自分に判断を下す資格はありません。

構成自体は決して複雑ではないはずなのだが、諸所の台詞やカット割り、映像演出にどこか心に引っかかる「変」を発見し、それらが徐々に蓄積する。
最初はわずかな「変」だったのだけれども、とある俳優の「一変」により「変」はいよいよあからさまになっていく。
ただ、これら蓄積された「変」が別のエネルギーになって昇華されずに終わっていくのが不思議だった。
観終わってから最初に連想したのはオリヴィエ・アサイヤスの作風。
でもアサイヤス映画なら「変」が一応の着地を得ていたように思うのだが、今作は彷徨っている。
山奥のホテルで若者たち(弟子?)らと新作の構想を練るハーヴェイカイテルには『シャイニング』の趣も。
アルプスの山並と自然、夜の屋外ミニライブの映像が超ド級に美麗ながら、段々とそれらに開放感よりは閉塞感を覚えるのも不気味だし、何よりB級丸出しのCG合成など盛り沢山。
R・ワイズは『ロブスター』といい『ファウンテン』といい、トンデモ作品に出る美人女優というキャラが自分の中で確立された…。
今作の彼女はとにかく謎謎謎!
寝ても覚めてもラグジュアリー。画面の隅々にまで行き渡る上質感。洒落てるのに染みる極上の台詞が金の粉を纏って降り注ぎ、その合間を絹の河のように美しい音楽が流れる。この心地良い世界でずっと微睡んでいたい。この映画を織物にしたらうっとりするほど気持ち良い肌触りだろう。きっと一生手離せない。

自然豊かなアルプスの高級リゾートホテルで、毎日プール→サウナ→マッサージ→散歩→ディナー→ライブ鑑賞のループ生活。見てるだけで脳が蕩けてくる。ここは楽園か?贅沢なロケーションを余すことなく切り取った流麗な絵の中で、あらゆる人物が呼吸するように気の利いた言葉を紡いで行くので、眼と脳の幸福度が異様に高い。特に仲良しおじいちゃん2人の会話が最高でもうずーっと聴いていたい。80代になっても「良いこと」しか話さない友情なんて素敵だな。

若さとは魂の鮮度のこと。日々古びてゆくこの身体はただの容れ物で、命は使い果たすその日まできっと何度でも1日目の朝を迎えることができるのだ。私もいつかこの重たい諦念を脱ぎ捨てて、暗幕を開くように夜を終わらせることができるのかな。

君主制はチャーミング、自然を奏でる指揮者、踊るマッサージの娘、丘に広がるカーテンコール。示唆に富んだ場面が煌めくビーズみたいに散りばめられて掬いきれない。でもどれもとびきり魅力的で、中身を知らない綺麗な包み紙のプレゼントを見ているみたいにドキドキする。この甘くほろ苦い余韻をふわふわの抱き枕にして眠っていたい。もう少しだけこの夢から醒めないように。
年老いても新たに気づくこともあるし新たに挑戦することもできるという感動的な物語で、映像が美しいし、俳優もみんな貫禄あるけど、退屈だった。もっと人生経験を積めば楽しめるのかも。
友人と「Youth」って…あ、グランドフィナーレじゃん!となるほどへんちくりんな邦題。
ザン

ザンの感想・評価

4.0
マラドーナ!なのか?よく似せてるが、クジラのごとき腹だな。たしかに父娘間で、ベッドでは最高だとかの類は年老いても避けたい話題だ。ハーヴェイ・カイテル老けて細くなったな、病気じゃあるまいな。
ここロケ地どこなんだろう?
監督のカメラテクニックで、作品全般、映像がキレイ過ぎる!
作品内容は、二人の高名な老人を中心に淡々と進む。
ボクは好きな部類の作品タッチです。
以下は、作品についてとても分かりやすく書いてあるので見てください。ロケ地のことも書いてあります。
http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/603637/510287/85107926
KyokaT

KyokaTの感想・評価

4.6
マイケルケインとハーヴェイカイテルが親友役とか神すぎて
かなり感傷的になるけど、夏休み残り2日のタイミングで見たのはよかった
予告で興味を持ち鑑賞。

タイトルだけだと壮大なイメージだったけど、内容は至って平凡。
お年寄り多め、もっと感性を刺激するような物語を期待していただけに、ちょっと退屈気味でした。

スパイスは多少、雰囲気はかなり好きなのだけど、あんまり響かなかったなぁ。残念。
かわこ

かわこの感想・評価

2.8
所々不思議なカメラワーク
雰囲気が独特
眠くなってしまった、、

アーティストの苦悩と愛
という感じかしら

ラストは美しかった
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