グランドフィナーレの作品情報・感想・評価

グランドフィナーレ2015年製作の映画)

Youth

上映日:2016年04月16日

製作国:

上映時間:118分

3.6

あらすじ

世界的にその名を知られる、英国人音楽家フレッド(マイケル・ケイン)。今では作曲も指揮も引退し、ハリウッドスターやセレブが宿泊するアルプスの高級ホテルで優雅なバカンスを送っている。長年の親友で映画監督のミック(ハーヴェイ・カイテル)も一緒だが、現役にこだわり続ける彼は、若いスタッフたちと新作の構想に没頭中だ。そんな中、英国女王から出演依頼が舞い込むが、なぜか頑なに断るフレッド。その理由は、娘のレナ…

世界的にその名を知られる、英国人音楽家フレッド(マイケル・ケイン)。今では作曲も指揮も引退し、ハリウッドスターやセレブが宿泊するアルプスの高級ホテルで優雅なバカンスを送っている。長年の親友で映画監督のミック(ハーヴェイ・カイテル)も一緒だが、現役にこだわり続ける彼は、若いスタッフたちと新作の構想に没頭中だ。そんな中、英国女王から出演依頼が舞い込むが、なぜか頑なに断るフレッド。その理由は、娘のレナ(レイチェル・ワイズ)にも隠している、妻とのある秘密にあった…。

「グランドフィナーレ」に投稿された感想・評価

豪華な俳優さん達!

引退した音楽家(マイケル・ケイン)!のアルプスの高級ホテルでの生活を描いた人生ドラマ。

やはり音楽がメインかと期待していた自分が悪いのか?幻想的な深い話しで少し途惑う(*_*)
音楽家のここまで覇気のない生活が…どうもこの役はマイケルにはもったいなく感じてしまった。

しかし詩情豊かな映像美は心地いい!
特に牛さん達🐂相手に指揮するシーンが一番印象に残ります。
もっとオーケストラのシーンがあれば流石に感動ももっと大きかったと思えた。これは芸術的な映画⁉︎に思えます!
mrs

mrsの感想・評価

4.0
間、アングル、光、音、ロケーション、セリフすべてが美しい。マイケルケインの声は相変わらず心地良い。
どこをとっても絵になる美しい画面にわざわざ整形モデルや毳毳しいオペラ歌手を添えて、こちらに違和感を抱かせる現代アートなところも好き!
NEMO

NEMOの感想・評価

-
自転車に乗れた瞬間は、数メートルだろうが永遠の思い出。
皆、山を降りれば父のもとへ帰る。
インテリは趣味が悪い。
エンディングが書けていないのにシャンパンを空けてはならない。
ミスユニバースがバカなわけない。

とても教訓に満ちた映画。
723

723の感想・評価

2.3
原題は、”Youth”です。
英語の原題に英語の別名つけるとは、これいかに。ちょっとずるいな。印象全然違うし…。
ちょいちょい入ってくる芸術的な映像、作り込んでる感が出ちゃって苦手でした。歳を取ってからだと、もっと響くのか?でも、2回は見ない。
ハーヴェイ・カイテルがおじいちゃんになってたけど、かっこよかった!
まいち

まいちの感想・評価

3.7
流し見…

セリフが好み。ストーリーはどこかで見たような気もするけど、セリフがいい。
映像はところどころややくどいかな。

最後のコンサートのシーンは胸を打たれた。

夫婦しか知らない大切な思い出も、どちらかがいなくなってしまえば本当にあったのかあやふやになってしまう。
子供に成長したときに気づいて欲しいと望んで与えたけど気づかれないたくさんのことがある。
人間は欲によって生かされてる…

寂しさが漂うけど力強さがある不思議な作品だった。
ジェーン・フォンダ(黄色いドレスの人)が演じてたブレンダのように根性とセンスで成り上がった人が好きだなぁ
KKMX

KKMXの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

生涯ベスト級の映画。

暗喩に満ちた記号が随所に散りばめられた群像劇で、一見難解な作品に見える。しかし、この映画にははっきりしたテーマがあり、実はシンプルな映画だと感じた。

ひとつ目のテーマは生きる意味だ。この映画は諦めと虚しさの中で生きる人々が、自分に課せられたものと向き合い、人生の意味を実現させていくプロセスを描いている。
ちなみに意味とは、その人だけが為し得る、その人に課せられるもののこと。フレッドならば音楽であり妻との出会い直しである。フレッドは自分の人生の意味と向かい始めると結果的に家族の絆を取り戻す。やがて、この映画のタイトル『Youth』を再獲得するのだ。
俳優ジミーは恐怖よりも欲望を選択した。これは意味ある人生を送りたいという欲望だ。リゾートホテルの住人のほとんどは意味を喪失し、虚無の世界を生きているが、フレッドやジミーは少しずつ虚しさから抜け出していく。
一見、ギラついている映画監督ミックも実は虚しさの中におり、彼は意味への欲望を選べない。老いに向かい合えなかった。怖かったのだ。新作は若返りドーピングでしかなかった。衰える自分と向かい合うこと、それができれば逆説的にYouthを獲得できたはずである。

2つ目のテーマは、率直に思いを伝えること。愛を素直に表現することの大切さだ。
かつてフレッドは妻にも娘にも愛を伝えなかった。シンプルソングは妻のために書かれた曲だが、周囲には明らかにしなかった。だが、その事実を彼が表現したときから何かが変わり始める。図らずも娘レナに伝わったため、恨みと自己憐憫の世界に生きていたレナも変わり始め、新たな愛を獲得する。ジミーも、少女の率直な感想によって自分自身の価値を取り戻す。
フレッドが認知症の妻に想いを語る場面は、このテーマのクライマックスである。現実として、目の前の妻には伝わらないが、フレッドの心の中の妻には伝わっている。それは2人の歴史があるから。フレッドは目の前の妻、心の中の妻との交流により、また一歩前へと進むのである。
一方、ミックとブレンダの関係はシニカルだ。互いに愛しているのだが、両者は虚勢を張って生きているせいか素直に伝え合えない。その結果、2人の関係は悲しい末路を辿る。
こうしてみると、フレッドとミックは2つのテーマにおいて対極の態度を取っており、結末も対照的である。

では、Youth とは何か。
それは希望を持つこと、充実して生きようとする内なる力のこと。運命と向かい合う態度と勇気のこと。ミスユニバースの神々しい肉体はむしろ精神のYouth のメタファーにすら思える。
内なるYouthを得たものは、彼女のように崇高な美を獲得する。

そしてエンディングのシンプルソング。なんという素晴らしい楽曲だろうか!
意味に応え、素直に愛を表現できた結果、訪れる大団円。歌詞の通り、満たされているのだ。ラストのフレッドの表情、そして真のラストシーンである、ミックのチャーミングなカット。まるでかけがえのない人生を送っている人たちすべてを包み込み祝福するかのようだ。Youthこそが作品を貫くキーワードだが、グランドフィナーレという邦題もこの映画を象徴しているようにも思えた。

本当に深淵で、真の傑作といえよう。
山桃

山桃の感想・評価

-
この映画を理解できるほどの知識が自分にない。誰が本人役で出てて、どこまでが役柄なのか。復習しなきゃ。
KaiHama

KaiHamaの感想・評価

3.4
ちょっとアーティスティック過ぎる作品であった 牛のオーケストラとかちょくちょく入るユーモアは良かったけどこの作品の本質を理解出来るほどの人生経験と歳を重ねていなかったことが残念
その道を究めた芸術家とその家族って、どうなんだろうな....
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