ゲイリー冨久津

ロブスターのゲイリー冨久津のレビュー・感想・評価

ロブスター(2015年製作の映画)
4.0
アカデミー外国語映画賞ノミネート作「籠の中の乙女」で注目を集めたギリシャのヨルゴス・ランティモス監督が、コリン・ファレル、レイチェル・ワイズら豪華キャストを迎えて手がけた、自身初の英語作品。2015年・第68回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。独身者は身柄を確保されてホテルに送り込まれ、そこで45日以内にパートナーを見つけなければ、動物に変えられて森に放たれるという近未来。

気になっていたので鑑賞しました。
率直に言えば皮肉に溢れた変な映画。
個人的に好きな雰囲気の映画でした。

以前、ギリシャ、ポーランド合作映画でPITYある不幸な男という映画を観たんですが、
同じ脚本家なんですね。
こちらも変な雰囲気の皮肉で狂気な映画でした。

描かれるのは独身=犯罪の世界。
ルール、制度でガッチガチ。
反抗する勢力もルール、制度でガッチガチ。

そして、主人公の最後の選択。

人の勝手さ、愚かさを淡々と観せる変ですが面白い映画でした。
ゲイリー冨久津

ゲイリー冨久津