長崎ちゃんぽん

TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬの長崎ちゃんぽんのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

たとえ、どんなに頭のいい人でも、解けない問題がある。
それは「人が死んだら、どうなるか?」という問題だ。
天国に行くのか。地獄に行くのか。はたまた、三逗の川か。もしくは、目を閉じている時のように、ただの暗闇が待っているのか。
この問題を解くことはできない。生きている間は。
「TO YONUG TO DIE 若くして、死ぬ」では、現世で良い行いをした者は天国に行き、悪い行いをした者は地獄に行くという、一般的に想像される死後の世界が舞台になっている。
バス事故で、死んでしまい、地獄に落ちた高校生の主人公は、なんとしてでも生き返り、片思い相手の同級生に会いたいと考えている。
地獄の鬼であり、生前は主人公の知り合いで、ミュージシャンを目指していた近藤は、自分を支えてくれた彼女に自分の作った素晴らしい曲を聴かせたいと願うが、地獄の規則により、近藤はもう生き返ることはできなかった。
そんな二人が地獄の仲間たちの力を借りて、それぞれの願いを叶えようとするのが、この映画だ。
本当に人は死んだら、どこに行ってしまうのか。とても気になる問題だ。