海底王国アトランティスの女王と、人間の灯台守との間に生まれたArthur(Jason Momoa)が、《海底王国の王位継承問題》と《海底人と人間との全面戦争の危機》を解決するために奮闘する。
現代ホラーのヒットメイカーJames Wanがメガホンを取ったDCEUシリーズの第6作目。
◆迫力のアクションシーン!
☑︎ 海底人の武器・三叉矛を駆使した槍術
☑︎ 海中ならではの三次元的なアクション
☑︎ 奇奇怪怪な海底の生き物たち
☑︎ 高度な海底文明が誇る科学兵器
特殊効果のクオリティも高いし、カメラワークやカット割も秀逸。海底人に負けじと活き活き描かれた不思議生物たちのデザインも◎
アクションシーンではないけど、冒頭で幼少期のArthurが水族館でいじめっ子に絡まれたシーン。大水槽の生き物たちがゲート・オブ・バビロンばりにステイしたカットが超クール!そこからのタイトルロゴの流れは完璧!
(視聴前“アクアマン”って名前くそダサいと思っててごめん…。)
◆DCEU作品の一環としても楽しい!
《メタヒューマン=海底人の王族》なのでバットマンとか、スーパーマンとか、ワンダーウーマンのような《一人のメタヒューマン》に焦点が絞られているわけではないのが楽しい!
メタヒューマンがわんさか出てきて見所だらけ!ばきばきのアクションシーンだけではなくメタヒューマンならではの豪快な日常生活動作(ヘリから飛び降りるとか)も素敵!
一方で、一般人のヴィラン(Black Manta)が頑張ってアクアマンに挑む様子は判官贔屓精神でちょっと応援してあげたくなったり。
原作コミックスは知らないけど、メタヒューマンたちが中心のストーリーは全編を通して見応えがあって良かった!
◆豪華なキャスティング!
魅力的なメタヒューマンが登場する今作ではJ.Momoa、Amber Heardがメインキャラにキャスティングされているのだが、個人的に今作は脇を固めるキャラのキャスティングが堪らない!
☑︎ アトランティスの参謀であり、ArthurのメンターであるVulkoを演じるWillem Dafoe!
☑︎ ヒロインMeraの父親。タツノオトシゴの騎馬に跨るゼベル国王を人間核弾頭Dolph Lundgren!
☑︎ Arthurの父親をSWでお馴染みのTemuera Morrison!
☑︎ Arthurの母親であり、アトランティスの女王AtlannaをNicole Kidman!いきなり金魚鉢のお金魚様を丸呑みにするパワープレー(ご褒美映像?)を披露!
今作でスーパーヴィランを演じたPatrick WillsonはJ.wan監督の過去作にも多く出演しているそうな。凄く気になったけどホラー映画なので手が出せません…。
◆既視感ありありのファンタジー!
主人公の名前からして気になっていただけど、アーサー王伝説と凄く似通っているなぁっていうのが個人的にワクワクポイントでした。
☑︎ 異親兄弟の争い
☑︎ 群雄割拠の国を統べる王
☑︎ 伝説の三叉矛を引き抜く
☑︎ ちょっと胡散臭いキングメイカー
ド直球のファンタジーで、異種族混合戦なのにごちゃごちゃしていなくて良かった!