ザックスナイダーカットが思いのほか楽しめたので深掘り。
しかも「ジェームズといえばワンかガン」という私にとっては観ておかなければならなかった作品。
やっぱり楽しかった!
主人公がヒゲ面のマッチョ男でしかも海が舞台という、それだけ聞くとあんまり興味が湧かない設定ながら、素晴らしいアクションシーンや斬新なSF設定と、なかなかに工夫されている。
デフォーさんが出てるのはお馴染みだけど、ニコール・キッドマンやドルフ・ラングレンまでも出ていて何気に豪華キャスト。
主演のJ.モモア、A.ハードの2人も熱演してて好感が持てる。
関係ないけどメラって赤毛で凄くアリエルっぽい。
絶対意識してると思うんだが。
(実写版この人がやったら良かったのに)
冒頭から長回しでグルグル視点が変わるアクションはいかにもワン監督らしくてワクワクしてくる。
ベネチアのパルクールっぽいアクションとか、水中で縦横無尽に動き回る一騎打ちとか、アタマ空っぽにして純粋に楽しめた。
トレンチのシーンでホラーっぽい演出を入れてくる辺りもワン監督っぽい。
海の中の国ってアトランティスだけかと思ったら「魚王国」とか「甲殻王国」とかあって笑えた。
あと水中での日常シーン(会話とか移動とか)の表現は何気にすごい。
どうやって作ったんだろう。
物語は本当に良くある「英雄誕生譚」なのである意味予想通り。
以前にザック・スナイダーは、DCのヒーローを神話になぞらえて描いていると何かで読んだが、本作も正に神話通り。
ベタだけど万人が楽しめる。
ところで物凄く気になったのだが、冒頭でアトランナが水槽の魚をパクッと食べるシーンがあるが、アトランティス人は魚を主食としてるってこと?
じゃあアトランティスとあの「魚王国」との関係は一体…?