mizuki

アクアマンのmizukiのネタバレレビュー・内容・結末

アクアマン(2018年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

備忘録

1月に次回作が公開されると聞いて視聴。
最初の水族館で海洋生物とコンタクトを取る描写からタイトルコールの流れが物凄く格好良く、冒頭10分時点でかなり引き込まれた。
結果最後まで飽きることなく鑑賞することができた。

演出としては、上記の通り冒頭のタイトルコール部分がとても良かった。音楽の重厚感も良い。
陸と海の戦争の始まりを予感させる、陸が津波に巻き込まれるシーンは宮崎駿監督の『崖の上のポニョ』っぽさを感じた。
また、アクションシーンはかなり力が入っており、市街地での戦闘はかなりキレキレ。

メラは髪の色や陸の常識が通じない(薔薇の花を食べたり)あたり『リトルマーメイド』のアリエルを意識している印象を受けたが、海底人(?)の設定から相当身体能力が高く体も強靭なようで、しっかり戦闘に参加してくれているのも良かった。

中盤にアーサーの武器が真っ二つにされるシーンがあるが、終盤のトライデントを手にした後にオームの武器を真っ二つにしており、こういう演出も好み。
さらにバルコが子供のアーサーに武器の使い方(?)を伝授する部分で、武器を振り回し水の盾のようなものを繰り出すというシーンがあるが、終盤のアーサーがしっかりそれをトライデントで再現し、囚われたバルコが満足そうに笑みを浮かべるところも良かった。

水中シーンの髪の靡き方のリアルさに驚いた。
水中であることがよくわかる重力の感じなどもとてもよく表現できていると思う。
そしてなにより主演のジェイソン・モモアのカッコ良さ……!所々に挟まるギャグシーンも面白く、メリハリがついて良かったと思う。

話の流れもスムーズでわかりやすく、ダラダラとした感じもなくストレスなく視聴できた。
完全逆恨みのディビッドが想像の100倍あっさりやられたのである意味衝撃を受けたが、しっかりエンドロールで行方を回収していたので少し安心。

ラストの海と夕陽を背に「アクアマン!」のシーンは『アイアンマン』ぽさがあった。
全体的にmarvel作品っぽさがあり、今作を敢えて一言で言うなら「海版マイティ・ソー」だろうか。

演出もさることながら音楽もかなり良かったので1月の最新作は必ず映画館で視聴したい。
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