ブサ猫太郎

アクアマンのブサ猫太郎のレビュー・感想・評価

アクアマン(2018年製作の映画)
3.6
海底国アトランティスの女王と人間の間に生まれたアクアマン。幼き頃に母と別れてから地上で父と共に暮らしてきた。しかし、ある日彼の異父兄弟でアトランティスを治めるオームが地上への侵略を開始。海底と地上どちらの血も受け継いでいるアクアマンはこの戦いを止めるために立ち向かう。

傍若無人なアクアマンが地上侵略を目論む海底国アトランティスの王オームと戦う物語

とにかく内容が宝箱のように盛りだくさん!観る前は主人公の豪快なキャラクター性からバタバタと敵を倒しまくる映画かと思ってたけどそれ以上!船の上で魚人に襲われるシーンはホラー映画のエッセンスを感じるし、隠された海は『センターオブジアース』を彷彿とさせるファンタジー世界。1つの作品で色々なジャンルを楽しむことが出来るので面白かった。

なのでこの映画単体として見た場合満足度はかなり高めだけれども、DCシリーズとして考えるとちょっと残念に感じる点も…流石に主人公(ヒーロー)が自分の生い立ち・アイデンティティについて知らないってパターンが多すぎる気がする…まぁこれに関してはコミックの設定があるからしょうがないのかもしれないけど、スーパーマンやワンダーウーマンと連続して観てしまうと同じパターンに感じる。

その点MARVELだとソーやブラックパンサーなど特殊な環境で育ったキャラだけでなくキャプテンアメリカやスパイダーマンのように元々平凡な人間がヒーローになるなどバリエーションに富んでおり、オリジナリティがある。

ジャスティスリーグの感じだとフラッシュやサイボーグは後天的なヒーローぽいのでここら辺に焦点を当てた映画に期待!