感情なんて出してみても引っ込めてみても、バランス取るには一人じゃ辛い。
それぞれが違った苦悩を抱える孤独な男女が共に生きていこうとする姿を描き出す一作。
滑稽なふりをして自分を誤魔化すのも、すべて相手にぶつけて後悔するのも違う気がするけれどその時咄嗟に出た自分の言動って抑えきれないことがある。逆に抑え込みすぎて伝わらないこともある。ゆったりと時間の流れる人間臭い作品でした。キャストの味も堪能しやすい。
感情みたくフィルターをかけたような映像が印象的。
よく洋画を見てなんでこの邦題なんだよ…と落胆することがありますが、この作品は海を越えて国を超えたらどんなふうに受け取られるんだろうか。ふとそんなことが頭によぎった水曜日の深夜。