この世界の片隅にのあかねのレビュー・感想・評価

戦争の凄惨さをただ押し出すわけではない映画になっている。人々の小さな幸せだったり、そこにあった当たり前の生活を生き生きと、前向きに描いている。特にキスシーンが幸せで良い。その分、日常と地続きの戦争の残酷さ悲しさを感じる。最後の子供は放射線による身体的影響を受けないのかがすごく心配。ほのぼのな終わりに見せているが、その後を想像するとさらに心が抉られる。