原作が好きで好きで
評判の良さもあり、ultiraスクリーンにて意気込んで観賞
ただただ、よかった
原作の良さがそのまま再現され
"のん"は、完全に すず になりきってました
オープニングの "悲しくてやりきれない" で一気にこの世界に引き込まれ
すずの日常に笑ったり、泣いたり
この時代は何か特別なものでなく
普通に生きる人々の、普通の日々に起きてしまった出来事であり
日々を生きる人間の強さがずっしりと伝わります
私事だけど
私の祖父はその頃、広島で勤めていて
あの日はたまたま遠方に出ていたので被災しませんでした
改めて色んな気持ちになりました
生き抜いて現代に繋げてくれた全ての人々を
忘れてはならないと思います
戦争中の、痛い、目も当てられない、悲しい、
以外の気持ちをこの作品から受け取りました
少し欲を言うと
主人公すず、だけでなく
周作さんの人柄ももうちょっと掘り下げたら魅力的だったのになと思いました
あと、悲しくてやりきれない を最後にもう一回聞きたかった！
何にせよ
見逃せない素晴らしい邦画です
追記
監督挨拶目当てに再鑑賞
なんだろう、出だしが
とても穏やかなのに、パワーと求心力がすごいなと改めて感じました
2020.8 地上波放送にて追記
コロナ前に行った広島の島々から見る海はほんとに兎が跳ねているようで
この日々の続きに、耐えて負けずに繋いでくれた先に、今がある事を忘れてはならない。
