みあせぶ

この世界の片隅にのみあせぶのレビュー・感想・評価

この世界の片隅に(2016年製作の映画)
4.5
終戦記念日


8/15に鑑賞。最近は多忙のためレビュー溜めがちです…🙌

戦争映画はとにかく重いので心に余裕があるときじゃないと観るのがかなり自分にとってストレスになってしまうんですよね…ということで、この作品もいつ観ようか様子を伺っていたんですが、ちょうど終戦から75年という節目の日に観ることに。

今作は辛い場面だけじゃなくて、日々のささやかな幸せをしっかり描いているのが印象的でした。ただ悲しいだけの映画じゃなくて、戦時下にも幸せを感じる瞬間は少しでも存在していたんだな、と。

もちろん、戦争の悲惨な部分にも触れています。主人公がおっとりした性格のため、オブラートに包んだ描写であると感じましたが、それでもやっぱり事態は深刻。同じ日本の様子だとは思えないような情景描写も…

私と同世代のすずちゃん。お見合い結婚をして見知らぬ土地で過ごすというだけでも不安なのに、戦争がさらなる追い打ちをかけてくる。そんな状況下の中でも強く立派に生き抜くすずちゃんに、私は自分の今の恵まれた境遇を照らし合わせた。

お米の1粒1粒がキラキラしてる白米が美味しそうだった…ダイエット中だけど炭水化物食べたくなってしまった🍚🍚🍚

私がものすごく驚いたのは、クラウドファンディングを通して製作に協力した大勢の方々のがクレジットされていたこと。映画のエンドロールにクレジットされるなんて夢のような事だし、こうして多くの人がこの映画を支援しているという事実に感銘を受けた。私もアルバイトをようやく始めたので、クラウドファンディングのような企画を通して映画や映画ファンたちを支援してみたいな。
こうして多くの人の協力で成り立った映画が、戦争を知らない世代も含めてより多くの人に広まるといいですね。

そして、これをどう続編に繋げていくのか…一旦この映画を自分の中にしっかり取り込んだ上で、心の準備が出来てから鑑賞したい。
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