これほどまでリアルに生と死を描いた映画は始めてだった。これまで死んでしまう話はよく見ていたが、リアルに死に向かう姿や闘病、残される家族がとてもよく暖かく描かれていた。
お母さんが豪快すぎて、こんな荒療治されたら娘はトラウマになるし、他人の顔色ばかりうかがって生きる人になっちゃいそうで、途中のエピソードはすっとは入ってこなかったが、後半引き込まれた。
この子はここまでできる!というお母さんの見る目があったということにしよう。
このお母さんの熱い愛が、残された家族をきっといい方向に導いてくれると信じられる話。泣けるだけじゃなく笑えるシーンもある。宮沢りえさん、杉咲花ちゃん凄すぎる。
その後2回目みたら、さらに引き込まれた。お母さんの強引さについていけない1回目だったけど、「強く生きろ、逃げるな、悲しい顔をみせるな。」これがこの家のやり方だし、価値観なんだと理解できた。
そうしたら全てのエピソードに感動してしまう…。