うるっとくる
家族をテーマにした作品
第40回日本アカデミー賞受賞作品
他にも様々な賞をとっている作品
まずストーリーについては、
なんというか
基本はベタな展開ではあるけれど、
少し捻りがあって面白かったです
"おかあちゃん"を中心に、広がってゆく人間関係が良かったです
ただ個人的には、
せっかく銭湯を舞台にしているので、
もう少しその辺りのシーンが多い方が良かったです
最後のシーンは良かったです。
あとは、結構衝撃的な事が起こるわりに登場人物達がそれを受け入れるのが早いなとも思いました
もう少しその描写も見たかったです
演技も良かったです
宮沢りえさん演じる"おかあちゃん"は、愛と強さに溢れて、愛すべきキャラクターとなっていました
杉咲花さんもすごい
最近はダークな役や設定が作り込まれた役を演じられることが多いですが、本作ではいじめに悩む純粋な女子高生を演じています
いじめに悩む様子から、下着姿になる体当たりな演技までされていて、この頃から演技力の高さを見せつけられます
脇を支える俳優陣も良かったです
本作に出てくる男性陣は、みなどこか頼りない(笑)
オダギリジョーさんはだらしない夫だし
松坂桃李さんも目標がなく、軸が弱い
駿河太郎さんも、娘になかなか秘密を打ち明けられていない
三者三様のキャラクターを演じていて面白かつたです
ラストのシーンも感動しますが
個人的にはささやかな食事のシーンが良かった
本作には家族で食事をとるシーンが多く、
ストーリーが進む毎に会話の一つ一つでそれぞれの関係性が深まっている事がわかる描写が多いので好きです
そんな作品