昭和31年、水木という男は龍賀一族に取り入って幻の妙薬"M"を手に入れ、会社で成り上がろうとしていた
"ゲゲゲの鬼太郎"彼のルーツが明らかに!!
元ネタは原作の"鬼太郎誕生"というエピソードですが、「墓場鬼太郎」と「ゲゲゲの鬼太郎」で二種類ありますね
本作はその二作とも違うアニメ"6期"の鬼太郎のルーツみたいです。
雰囲気が素晴らしいなぁ!!
力を持った一族が納める都心から隔絶された村
金田一幸助作品の様な雰囲気があって
引き込まれます
目玉のおやじさんの過去が描かれているのは勿論、台詞の一つ一つが示唆的で味わい深かったです
水木とのコンビも良かったなあ
とても好きな作品だったのですが
強いていうならば一つだけ
人間の醜さがリアルに描かれている嫌な村の描写や、おどろおどろしい雰囲気
それらはとても好みだったのですが
前述した様に、アニメ"6期"の過去編に近い位置付けにあるからか、中盤以降はアクションシーンが結構多いように感じました。
それはそれで楽しめましたし、本作が評価されている要因の一つでもあるとは思うのですが、個人的に、終盤からは「悪い奴をぶっ倒してハッピーエンド」的な雰囲気だったのは少し物足りなかった部分はありました。
(まあそもそも「ゲゲゲの鬼太郎」という作品自体が、「墓場鬼太郎」を王道寄りに作り直した作品だとは思うのですが…)
勿論原作を読めばその辺りは満足出来ると思うのですが、何というかもっとダークな鬼太郎も
新作で観てみたいなとは思いました
(暗ければ良いという事でも無いとは思いますが笑)
とりあえず水木先生の作品や過去の鬼太郎シリーズを観ていこうと思います!!
