ぷー

湯を沸かすほどの熱い愛のぷーのレビュー・感想・評価

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)
3.6
一見、ちょっと複雑な事情を抱えた家族で、
杉咲花演じるあずみがお母ちゃんだと思ってた人も、実は生みの親ではなくて、

それでも、宮沢りえ演じるお母ちゃんの熱い愛でみんながひとつになっていく、
お母ちゃんの愛、強さはすごいなあと思いました。

いじめを受けて学校に行きたいくないと泣く子どもに、逃げちゃダメ!と強く言い力づくでも学校に行かせようとするなんて、自分には出来ない、
行きたくないなら行かなくていい、と私は言いそうだけど、
そこで逃げずに行かせることが、双葉というお母ちゃんの子どもに対する愛だったんだよな。

体操服を着て学校に行ったあずみが、
お母ちゃんがくれた下着だけの姿になるシーン、
「今は体育の時間じゃないから」というセリフは、
美しくて強くて勇ましくて、非常に印象的でした。

あんな無理やり学校に行かせようとするなんて、お母ちゃん厳しすぎない?と最初は思ったけど、
このシーンを見て、お母ちゃんの愛があずみを強くしたんだなと分かりました。
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